自動運転技術企業Auroraは米国時間12月7日、Uber Technologiesの自動運転車部門Advanced Technologies Group(ATG)を買収すると発表した。
Auroraの最高経営責任者(CEO)Chris Urmson氏は今回の買収について、「ATGが加わることで、Auroraは非常に強力なチームとテクノロジー、複数の市場に参入するための明確な道筋、そして目標を実現するためのリソースを手にすることになる」とし、「つまり、Auroraは輸送や物流をより安全に、利用しやすく、低コストにする上で必要な自動運転製品を提供できる最も有利な立場に立つ」と述べている。
Auroraは、ATGがUberの下で成し遂げてきた成果を称賛し、特にハードウェア、ソフトウェア、および安全性における進歩に言及した。ATGはこれまでに、詳細なセーフティケースのフレームワークを公開し、自動運転車のプロトタイプが走行するすべての経路の安全性を高めようとしてきた。一方で、2018年にはUberの自動運転車のプロトタイプが歩行者を跳ね、死亡させる事故を起こしている。
UberはATGを売却するが、完全に関係を断つわけではない。Uberによれば、Auroraに4億ドル(約420億円)を出資して同社とパートナーシップを組み、自動運転技術の実現を目指すという。Auroraはまず、このテクノロジーを使って商用トラックの開発に取り組む計画だが、Uberとの提携によって、いずれ配車サービスでこのテクノロジーを活用できるようになるかもしれない。
UberのCEOであるDara Khosrowshahi氏は、Auroraの取締役に就任する。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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