Airbnbは、緊急時に人々に宿泊先を提供する同社のプログラムを、Airbnb.orgという新しい非営利団体の下に組み入れた。米国時間12月7日に発表されたAirbnb.orgは、避難者、救援ワーカー、難民、亡命希望者や、第一線で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大と闘う医療従事者に、一時的な宿泊先を提供する。
Airbnb.orgはまず、COVID-19の感染拡大に見舞われたコミュニテイーを支援する2つの団体である、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)と非営利団体Community Organized Relief Effort(CORE)との提携を拡大するために、200万ドル(2億1000万円)の資金を提供することなどを約束した。COREは、COVID-19検査の管理、濃厚接触者の追跡、ワクチン配布センターの支援に携わる、第一線の医療従事者に宿泊先を提供するために、Airbnb.orgの資金を利用するという。
Airbnbは、緊急時の宿泊先を提供するプログラム「Open Homes」を2012年に開始している。これは、困っている人々にホストが無償で宿泊施設を提供できるというものだ。今回、Open Homesと、COVID-19対策に従事する人々に一時的な宿泊先を提供するプログラム「Frontline」が、Airbnb.orgとして統合された。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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