Twitterは米国時間7月16日、開発者向けに新バージョンのAPIをリリースすると発表した。ヘイトスピーチ対策を講じたり、企業が顧客への理解を深めるのに役立ったり、ユーザーがより迅速に情報を見つけられるようにしたりするさまざまな機能やアプリの開発がさらに容易になるという。
もともと16日にリリースする予定だったが延期した。Microsoftの創設者Bill Gates氏やBarack Obama前米大統領など、著名なユーザーのアカウントが乗っ取られ、ビットコイン詐欺のメッセージがツイートされたためだ。Twitterの広報担当者は15日、事件に同社のAPIが関係していた痕跡は見つかっていないが、新ツールのリリースにあたってはユーザーの安全とセキュリティを優先していると述べた。
APIは、2つのソフトウェアが互いにやりとりして、Twitterの公開データを利用する新しいアプリや機能、ボットを開発者が開発できるようにする。
新しいAPIには、会話のスレッド表示やツイートでのアンケート結果表示、プロフィール上の固定ツイート表示、スパムフィルタリングなどの新機能が含まれる。2012年以来初めてAPIの基盤を一新したため、これまでよりも迅速かつ確実に新機能を追加できるようになったという。また、新しい区分としてプロダクトトラックを導入し、デフォルトの「スタンダード」に加えて「学術研究」と「ビジネス」を設ける予定だ。新しいAPIを最大限に活用してもらえるよう、開発者ポータルも再設計した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス