新型コロナウイルスのパンデミックで多くの企業が経済的な打撃を受ける中、食料品宅配アプリの利用が急増している。そうした中、Uber Technologiesは米国時間7月7日、中南米やカナダの一部の都市で同社のアプリから食料雑貨の配達を注文できるようにしたと発表した。
Uberは、チリを拠点に食料品の宅配を手がける新興企業Cornershopと提携してこの新サービスを展開する。Uberは2019年10月、Cornershopの株式の過半数を取得すると発表した。買収はチリ当局に承認されたが、メキシコでは現在、規制当局の承認待ちとなっている。
新型コロナウイルスのパンデミックで外出制限が発令されたことで、多くの人がレストランや食料品の宅配アプリを利用するようになっている。Instacart、DoorDash、Grubhubなどの新興企業は、ここ数カ月で事業を飛躍的に伸ばしてきた。
Uberは2020年第1四半期、ライドシェア事業が急激に落ち込んだが、フードデリバリーサービス「Uber Eats」の注文数は大きく増加したことを明らかにしている。また、Uberが食料品配達の実証実験を行っている30超の国で、食料品の注文が2月以降176%増加したという。
食料品宅配サービスはブラジル、チリ、コロンビア、ペルーとカナダの一部の都市で利用可能になり、今後米国や世界の都市にも展開される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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