セーフィーは7月1日、トランシーバー感覚で使える、クラウド録画カメラ「Safie Pocket」にバッテリーとLTEを内蔵した新モデル「Safie Pocket2」を発表した。建設現場などの遠隔監視などに活用できる。レンタルでの提供になり、月額1万5000円から。初期費用は無料だ。
Safie Pocketは、胸ポケットにつけたり、首からぶら下げたりすることで、持ち運べるクラウド録画カメラ。現場の状況をカメラを通して事務所などにいるスタッフに伝えることで、進捗管理や確認作業などがオンライン上で完結することが強みだ。
元々家庭向けの見守り用カメラとして販売していたが、建設現場から業務に使いたいとの要望があり、現場用カメラとして転用したことが開発のきっかけ。第1弾モデルでは、バッテリーやLTE部分が別体になっており、ポケットにいろいろな機材を入れながら撮影する必要があったが、「現場で複数の機材を持ち歩くのは難しい」という意見を受け、一体型のSafie Pocket2を開発した。
映像はクラウドに保存でき、スマートフォンやPCから再生することが可能。過去30日間分の確認がいつでもできる。通話機能も搭載しているため、ライブ映像を見ながらトランシーバー感覚でコミュニケーションも取れる。
カメラ本体のほか、Bluetoothヘッドセット、取り付け用クリップ、三脚アダプタ、ACアダプタ×2、充電用クレードル、USB Type-Cケーブル、USB Micro-Bケーブル、LTE料金、クラウド録画料金が含まれる。
フルHDのスナップショット5000枚の撮影ができ、IP67の堅牢な筐体で屋外での使用にも対応。最大8時間の連続稼働が可能だ。
建設・土木業界では、従来機を750現場以上、1600台以上で導入済み。今後は老朽化が進む建物のO&M(オペレーション&メンテナンス)業務支援、工場内でのポイント監視、介護業界や警備業界でも活かされることを見込む。
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