Uberが、配達サービスを展開する新興企業であるPostmatesに対し、買収を提案したという。The New York Times(NYT)が事情に詳しい匿名情報筋らの話として米国時間6月29日に報じた。両社の交渉は続行中で、合意に達することなく終わる可能性も残っているという。
この買収が成立した場合、Uberにとっては同社のフードデリバリー事業「UberEats」の強化につながる可能性がある。新型コロナウイルスの感染拡大で多くのレストランが実店舗の営業を停止する中、Postmates、UberEats、DoorDash、Grubhubといった料理の配達サービスや持ち帰りサービスを利用する人が増えている。DoorDashが1000人の顧客を対象に行った3月の調査では、新型コロナウイルスの感染拡大でテイクアウトサービスを利用する機会が増えたと答した回答者が全体の56%に上っていた。
Uberは先頃、フードデリバリーサービス分野で競合するGrubHubの買収を検討していると報じられていたが、反トラスト法違反の懸念の高まりを受け、合併交渉を打ち切ったと報じられていた。その結果、Grubhubをはオランダを拠点とする料理配達サービスJust Eat Takeawayが73億ドル(約7900億円)で買収することに合意した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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