東京建物とピクシーダストテクノロジーズ(PXDT)は6月10日、オフィスワーカーの知的生産性を可視化・向上させる共同研究の開始を発表した。
PXDTは、インターフェース技術を研究開発し、連続的な社会実装を目指す、大学発のベンチャー企業。筑波大学と東北大学との共同研究では、大学で生まれる知的財産を企業に包括的に譲渡するという、産学連携スキームを構築している。
一方の東京建物は、「社会課題解決に貢献するまちづくり」として、「多様な人々や企業との交流と豊かなコミュニティの醸成」、「地域の歴史や文化の尊重」、「持続可能な社会の実現」、および多様なパートナーとの協働や先進的なテクノロジーの活用」に取り組んでいる。
両社によると、IT技術を活用して、事業や生活を変革するデジタルトランスフォーメーションがさまざまな分野で進み、オフィスワーカーの知的生産性が向上している一方で、実際にどれほど知的生産性が向上したかをデジタル化する取り組みは、進んでいない現状にあるという。
今回の共同研究では、東京建物のオフィスビルにおいて、PXDTの空間開発技術「KOTOWARI」を活用し、知的生産性を向上させ得る施策のデータを分析・可視化。その結果から、オフィス空間において、オフィスワーカーの知的生産性を向上させる施策を特定し、東京建物が提供するオフィスに、その施策を導入していく。
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