ソニー「Xperia 1 II」カメラの実力--短編映画を撮ってみた - (page 3)

Patrick Holland (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2020年06月03日 07時30分

 ソニーαカメラのエコシステムに既に親しんでいれば、Photography Proアプリにはすぐに慣れるだろう。基本的には、ソニーαカメラを真似たものだからだ。測光、フォーカス、露出補正などの機能が並んでいる。シャッタースピードやISOはダイヤルで調節でき、画面にはヒストグラムや水準器も表示される。

figure_3
提供:James Phelan/CNET

 特筆に値するのが瞳AFで、これは約3500ドル(日本では税別39万8880円)のソニー「α9」カメラから移植された機能だ。フレームに写っている顔を認識して、焦点を被写体の眼にロックする。Xperia 1 IIでこの機能が見事に動作する様子は、圧倒的だ。

 瞳AFは、動物を被写体にしたときも機能することになっている。おもしろそうだし、期待していた機能だった。だが残念ながら、何回も試してみたものの、ルームメイトの飼い猫Cheddarの眼に瞳フォーカスのボックスが重なることはなかった。映像プロデューサーも飼い犬のMaxに試してみたが、同じように機能しなかった。この原因については、ソニーに相談中だ。

Xperia 1 IIで撮る写真は素晴らしい

 Xperia純正のカメラアプリとPhotography Proのどちらを使っても、Xperia 1 IIでは一貫していい写真が撮れた。ディテールも十分で、発色は見事、フォーカスも正確だった。

figure_4
サンフランシスコのストロタワー。ディテールが表現されており、雲のハイライトと影のバランスもとれている
提供:James Phelan/CNET
figure_5
霧がかった風景も見事に捉えられている。筆者はこの色彩が大いに気に入った
提供:James Phelan/CNET
figure_6
超広角カメラを使うのは楽しい。歪曲収差を残すか補正するかの設定まであった
提供:Patrick Holland/CNET

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]