調査会社Gartnerが米国時間5月26日に発表した予測によると、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、2020年の世界デバイス(PC、タブレット、携帯電話)出荷台数は前年比13.6%減の18億6699万台になる見通しだという。
PC出荷台数は10.5%減少する見込みだが、これよりも「大幅に減少」する可能性もあったという。しかしGartnerのRanjit Atwal氏によると、「COVID-19に伴う政府のロックダウンにより、企業や学校は、膨大な数の人々の在宅勤務を可能にする必要に迫られ、従業員のための新しいノートPC、Chromebook、タブレットに対する支出を増やした」という。「教育機関や政府機関も、Eラーニングを推進するためにこれらの端末に対する支出を増やした」(同氏)
Gartnerは、携帯電話の出荷台数が14.6%減少するとも予測している。可処分所得の減少により買い替えサイクルが長くなり、2018年の2.5年から2020年には2.7年に伸びたためだ。
この傾向は、5G対応スマートフォンにも当てはまる。手ごろな価格の5G対応端末によって、スマートフォンの買い替えが促進されると予想されていたが、Gartnerによると、5Gスマートフォンは現時点で、2020年の携帯電話出荷台数の11%しか占めない見込みだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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