メドピアは5月12日、日医工との共同事業として、クリニックと患者をつなぐかかりつけクリニック支援サービス「kakari for clinic」の提供を今秋に開始すると発表した。
あわせて、kakari for clinicの販売機能を強化することを目的として、9月頃を目途に両社が出資する合弁会社を設立するという。
同社は、2019年6月にかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」を開始。調剤薬局が「かかりつけ薬局」として求められる役割を発揮することで、患者から選ばれる薬局になることを支援してきた。さらに、2019年11月には日医工と業務提携を行い、薬局向けにkakariの共同拡販を行っている。
こうした背景のもと、両社はこれまで培ってきた知見を基に、互いの経営資源を活用した新たな医療機関向け事業の共同展開について継続的に検討。地域のクリニックと患者のコミュニケーションの円滑化を支援すべく、kakari for clinicを今秋から開始する。
kakari for clinicは、地域に根差したクリニックが、患者や家族の日常的な診療や健康管理を担う「かかりつけ医」としての機能を有するサポートサービス。
第一弾として、クリニックと患者をつなぐ「チャット機能」や即時性の高い情報発信が簡単に行える「クリニックPR機能」を提供。さらに、患者の負担となる待ち時間の軽減や待合室での2次感染リスクの軽減を図るために、アプリ・HPの双方から時間帯予約が可能な「診療予約」機能を搭載する。
加えて、近日リリース予定の「first call for オンライン診療」をkakari for clinicに内包し、オンライン診療に対応することも予定している。
なお、同サービスのリリースは9月末を予定しており、その他の機能も順次拡大予定。
同社では、kakariとの連携により、診察から服薬指導までをつなぐ一気通貫のサービスへ発展させ、kakari加盟医療機関(クリニック/薬局)の拡大ならびに、患者基盤の早期確立を実現させるという。また、その基盤を活用した新たな事業の立ち上げを目指す。
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