Qualcommは米国時間5月11日、ミッドレンジ・スマートフォンの性能向上につながる新しいプロセッサ「Snapdragon 768G」を発表した。
Snapdragon 768Gのクロックレートは2.8GHzで、2019年発表の「Snapdragon 765G」(同2.4GHz)に比べて「最大15%の性能向上」を実現すると同社は説明している。
Snapdragon 768Gは、Snapdragon 765Gと同様、Qualcommの「X52」モデムを内蔵し、5Gの3つの周波数帯であるローバンド、ミッドバンド、ミリ波帯にそれぞれ対応する。最大通信速度(下り)は5Gで3.7Gbps、4G LTEで1.2Gbpsとなっている。
同プロセッサでもう1つ特筆すべき点は、よりスムーズな表示を可能にするリフレッシュレート120Hzのディスプレイをサポートすること。2020年のトレンドとして人気を集めている120Hzのリフレッシュレートは、サムスンの「Galaxy S20」シリーズや「OnePlus 8 Pro」など多くの端末に採用されており、最近では、Appleも2020年秋に発表する次期「iPhone」にその機能を追加する可能性があるとのうわさも流れていた。
Snapdragon 768Gを搭載する初のスマートフォンは同じく11日に発表された小米科技(シャオミ)の「Redmi K30 Racing Edition」で、同端末は今週中国国内で2000元(約3万円)で発売の予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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