地上の活動の大部分が新型コロナウイルスの感染拡大で停止状態にある中、地球上空の低周回軌道では、予定通りに計画が進行している。この高度の軌道上には、衛星ブロードバンド通信サービスを立ち上げるためにSpaceXが打ち上げた通信衛星「Starlink」が周回しており、その数は現時点で400基以上に達している。
米国東部夏時間4月22日午後3時30分に、ペイロードを先頭部分に搭載した「Falcon 9」ロケットが、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。このミッションは「Starlink 6」と呼ばれているが、実際には7回目で、60基の通信衛星を宇宙空間の軌道に投入するものだ。
何かと物議を醸しているこの衛星打ち上げ計画だが、SpaceXでは2020年内に1000基以上の人工衛星の軌道投入完了を目標としており、米連邦通信委員会(FCC)からは全部で1万2000基以上の衛星の打ち上げを許可されている。
Watch Falcon 9 launch 60 Starlink satellites → https://t.co/gtC39uBC7z https://t.co/islIJwNrL1
— SpaceX (@SpaceX) April 22, 2020
22日の打ち上げで用いられたFalcon 9ロケットの第1段はこれ以前にも3回使用されており、直近では4回目のStarlinkミッションで使われたものだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」