自動走行車両を手がける新興企業Pony.aiが、自動走行車による非対面デリバリー分野に参入した。Pony.aiは中国の新興企業で、トヨタ自動車の出資を受けている。同社は米国時間4月16日、週内に自動走行車両による配達を開始することを明らかにした。
このプログラムは、ロサンゼルスに拠点を置くEコマース企業Yamibuyとの提携を通じて、カリフォルニア州アーバインで提供される。生活必需品や食料品の配送に的を絞る予定だ。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)発生以降、食料品店やAmazonなどの企業は、生活必需品や食料品の配達に重点を置くようになった。Pony.aiは、同社のサービスによって、消費者の注文に応えるために大いに必要とされている配送能力が増強できるとしている。
自動走行車両のベースは、プロトタイプの自動走行技術を搭載した「Hyundai Kona」だ。車両は注文の品を載せてYamibuyを出発し、客に直接配達する。人の手を介する必要はない。
Pony.aiと競合するNuroも先ごろ、自社の自動走行車両を使った配達のテストをカリフォルニア州で開始した。
現在のところ、Pony.aiの試験プログラムは夏まで続く予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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