新型コロナウイルス関連

位置情報を利用したグーグルの移動状況レポート、米議員がプライバシー侵害を懸念

Alfred Ng (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2020年04月08日 10時44分

 米上院議員のEd Markey氏(民主党、マサチューセッツ州選出)とRichard Blumenthal氏(民主党、コネティカット州選出)は、Googleが公開した移動状況レポートが多数の国民のプライバシーを侵害しないという確証を求めている。両氏は米国時間4月7日、Googleの最高経営責任者(CEO)を務めるSundar Pichai氏に宛てた書簡の中で、同社が収集している個人情報の扱いなどについて質問した。

Googleマップ
提供:James Martin/CNET

 Donald Trump米政権はテクノロジー各社に対し、COVID-19のパンデミック(世界的大流行)を追跡するためのデータを提供するよう求めてきた。人々の位置情報の記録によって、社会的距離やCOVID-19の感染拡大に関する知見が得られると期待しているからだ。位置情報データは、韓国と中国でCOVID-19発生の封じ込めや追跡に役立てられており、米政府もパンデミックに対処する中で同様の対策を検討している。

 Googleは3日、多数のユーザーから収集する位置情報データを利用して人の移動状況を示すレポートを公開した。衛生当局による方針の意思決定や、社会的距離の効果測定を支援することが目的だ。

 データは、スマートフォンの「ロケーション履歴」設定を有効にしたユーザーから収集されるが、この設定は通常、デフォルトで無効になっている。Googleは発表の中で、このレポートに個人を特定できる情報は含まれていないと説明した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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