Facebookは米国時間3月18日、衛星データと自社サーバーを組み合わせた新しい公開ネットワークタイムプロトコル(NTP)サービスの詳細を明らかにした。同社はブログで、このサービスが時間の精度を10ミリ秒から100マイクロ秒にまで改善する仕組みと、その結果を検証するために自社の研究所で行っている取り組みについて説明している。
「Facebookのインフラが拡大する中、当社のシステムにおける時刻の精度がますます重要になっている」とFacebookは述べ、同社の技術チームがこの課題に取り組んでいる理由を説明した。「われわれは同じデータセンター内にある2台の任意のサーバーの正確な時間差を把握し、データストアの書き込みでトランザクションの順序が混乱しないようにする必要がある。また、多数のデータセンター内にあるすべてのサーバーを、ミリ秒未満の精度で同期しなければならない」
インターネットに接続しているデバイスは、正しい時間を設定するためにNTPサーバーと同期していることが多い。そして、AppleやGoogleをはじめ、すでに数多くの企業や組織がNTPサーバーを提供し、デバイスがそのサーバーに接続して正確な時間を刻めるようにしている。Facebookはテストの一環として、自社で構築したNTPサーバーを他のNTPサービスと比較したという。その結果、「他の主要プロバイダーに匹敵し、一部のケースでは上回った」としている。
このサービスをチェックし、自分のデバイスの時間表示を調整していみたい人は、time.facebook.comにアクセスしてほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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