新型コロナウイルスの影響で、飲食店の予約や来店客が減少しているところが増えている。特にオフィス街にある飲食店やインバウンドの多い地域などは、テレワークや旅行者数の影響もあってランチも激減、予約は相次ぐキャンセルで「このままではつぶれる」との悲痛の声が聞こえてくる。
一方の家庭でも、各企業の在宅勤務の導入や学校の休校などで自宅での食事が増え、買い物やメニュー考案など家事の負荷が増加している人も増えている。
そうした中、フードテック企業が通販やレシピサービスなど、さまざまな形で飲食店や家庭を支援する施策を始めている。ここでは、そうした取り組みを紹介する。
クックパッドのプレミアムサービス会員向け機能のひとつである「人気順検索」を3月15日まで無料開放中だ。また、特設カテゴリ「負担軽減お助けレシピ」内に、「おやつ・軽食」「作りおき」「ストック食材活用」「親子で作る」の小カテゴリを追加している。負担軽減お助けレシピは3月15日以降も継続する。
ビビッドガーデン、こだわり食材通販の「食べチョク」で送料500円を負担ビビッドガーデンは、オンラインマルシェ「食べチョク」で「全商品の送料500円を食べチョクが負担する応援プログラム」開始している。新型コロナウィルスの感染防止を目的とした公立小中高の臨時休校要請を受け、自宅での食事が増えると想定した措置。3月31日23時59分まで。
「ごちめし」を通じて応援したい飲食店へ食事代を先払いし、コロナウイルスの終息後にお店を訪れてもらう「さきめし」という取り組みを開始している。Gigiと、西海みずき信用組合の連携によるもの。店に行けなくても応援の気持ちを伝え、苦境を超える手助けができる。
キッチハイクとトレタ、「応援早割予約」を開始飲食店向け予約/顧客台帳サービスのトレタは、グルメアプリ「キッチハイク」を運営するキッチハイクが展開する「#勝手に応援プロジェクト」と連携し、新たに「応援早割予約」機能の提供をスタートしている。キッチハイクのサイト上で、数カ月後まで利用可能な「チケット(食事券)」を販売。飲食店を応援したい客がチケットを購入することで、飲食店は数カ月後の売上を確保できるしくみだ。
・クラシル、飲食店をECで支援--食べて応援・3月中の掲載費・販売手数料を無料に
クラシルストアレシピ動画サービス「クラシル」を運営するdelyは、新型コロナウイルスの影響を受けている飲食店への支援として、ECサイト「クラシルストア」への無償出店を開始。「食べて街のお店を応援しよう!」と呼びかけている。
また、新型コロナウイルスの影響を受けている飲食店への支援として、ECサイト「クラシルストア」への無償出店を開始している。掲載費・販売手数料はなし。掲載に際して必要な撮影費をはじめとしたコンテンツ製作費はすべてクラシルが負担するという。
出店希望の問い合わせ先・Retty「#私が応援したいお店」で、影響を受けている飲食店を応援
実名口コミグルメサービス「Retty」を運営するRettyは、「#私が応援したいお店」について紹介するTwitter投稿企画を実施。期間は3月31日まで。応援したい店の店名(分かる方はRettyでの掲載URL)と、ハッシュタグ「#私が応援したいお店」を付けてTwittする。
レシピ動画サービス「クラシル」を運営するdelyと日本赤十字社は、人々の生活に必要不可欠な「食」を通して、もしもの時への備えの大切さを考えてもらうための啓発活動「備えるごはん」プロジェクト第2弾を開始した。
食育教材を無償公開--クックパッドの「おりょうりえほん」クックパッドは、食育絵本サービス「おりょうりえほん」の中から3冊を無償公開している。一斉休校・休園などで、家庭での子どもとの過ごし方に悩んでいる保護者に向けたもの。会員登録も不要なので気軽にダウンロードできる。
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