Game Developers Conference(GDC)2020の雲行きが怪しくなってきた。参加を取りやめる企業が相次いでおり、MicrosoftとEpic Gamesが新たに参加中止を発表した。
GDCは先週、「新型コロナウイルスに対する米国の検疫措置と、会場における多数の高度な対策により、コミュニティーのための安全で首尾のいいイベントを開催できる」としていた。GDCに最新の状況に関するコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
その年のゲーム関連の最大級の発表が行われるGDCは現在のところ、サンフランシスコで米国時間3月16~20日に開催が予定されている。
Microsoftは2月27日、「プレーヤー、開発者、従業員、そして世界中のわれわれのパートナーの健康と安全が当社の最優先事項」であるため、GDCへの参加を取りやめると発表した。
その代わり3月16~18日にオンラインでデジタルイベントを開催する。クラウドゲームなどに関するセッションを設け、ゲーム開発、インクルーシブなゲーム設計、オンラインゲーム、同社の新しいハードウェアおよびゲーム配信に関するパネルディスカッションを開くほか、「Minecraft」や「Gears of War」の開発舞台裏を紹介するという。
Microsoftは、新しいゲーム機「Xbox Series X」についても、さらなる詳細を発表すると期待されている。
Epic Gamesは27日、参加中止をツイートで発表し、代わりに「他の手段で」情報を発信していくとした。
「Epic社員一同、GDC 2020への参加を楽しみにしていた。残念ながら、健康に関する懸念が不透明であることから、従業員を派遣することができなくなった」と同社はツイートした。
GDC 2020への参加を取りやめた企業としては、他にUnity、ソニー、Facebookと傘下のOculus、EA、コジマプロダクションがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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