著名なAppleアナリストのMing Chi Kuo氏によると、Appleが「Mac」コンピューターに搭載するための独自プロセッサーを開発中で、このプロセッサーを搭載した新機種が2021年上半期以降に発売される可能性があるという。MacRumorsが米国時間2月24日付の記事で報じた。Macのプロセッサーが現在のIntel製チップからApple製の「Arm」ベースのプロセッサーに変えれば、「Mac」と「iPad」および「iPhone」との互換性が高まることになる。
「Appleが12~18カ月以内に発表する新製品には、5nmプロセスで製造されたプロセッサーが採用されると予想している。新製品には、2020年下半期の5G対応iPhone、2020年下半期のミニLED搭載iPad、2021年上半期の自社設計プロセッサー搭載Macが含まれる」とKuo氏のメモには記されている。「iPhoneにおける5Gサポート、iPadにおける革新的な中サイズパネル技術の採用、Macにおける初の自社設計プロセッサー採用はすべて、Appleの重要な製品および技術戦略だ」(Kuo氏)
Appleはコメントの要請に直ちに回答しなかったが、これまでは、2020年までにMacコンピューターにApple製チップが搭載されると報じられていたのに対し、今回の報道では、投入時期が2021年となっており、以前よりも先送りされている。2018年4月には、Appleが「MacBook」と「iMac」向けの独自プロセッサー開発を進めており、初期段階にあると報じられていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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