Facebookが、ユーザーが料理や陶芸などの個人的なプロジェクトの写真を整理して保存できるアプリ「Hobbi」をテストしている。Facebookはソーシャルネットワーク以外の機能やサービスをテストしているようだ。ユーザーはそれらの写真から、プロジェクトの動画を作成し、家族や友人に共有することもできる。
アプリは一部の国で「iPhone」ユーザーが利用できるようになっている。開発したのは、Facebookの社内で新製品やサービスの実験を担当するチームだ。Facebookは2019年7月にこのチーム「New Product Experimentation(NPE) Team」の創設を発表した。チームは、期待に応えられないと判断した時点ですぐにアプリを変更したり、開発を中断したりすることもある。
このチームは創設から7カ月以上を経て、これまでに4本のアプリをリリースしている。アプリ分析会社Sensor Towerのデータによると、いずれも多くのユーザーを呼び込むには至っていない。3本はカナダでのみ提供されており、利用者が限られている。Sensor Towerによると、Hobbiは現在、米国、オーストラリア、カナダを含む84カ国で提供されているという。アプリは米国時間2月12日にリリースされたが、本稿執筆時点でダウンロード数は5000件に届いていないようだ。
The InformationはHobbiをソーシャルブックマーキングサイトのPinterestと比較している。両サービスにはいくつか異なる部分がある。Pinterestは、ウェブで見つけた画像などをバーチャルなボードに投稿し、「ピン」どめできるサービスで、結婚式や個人的なプロジェクトを計画している際に便利だ。サイトで新しい画像を検索することもできる。Hobbiでは、新しいプロジェクトを作り、アプリで撮影した写真やカメラロールの画像を追加する。プロジェクトの進捗を確認できる。これらの画像からハイライト動画を作成し、ほかのプラットフォームに共有することもできる。
Facebookは、NPEチームがこれまでの実験から何が分かったかということについてコメントを控えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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