FacebookのTwitterとInstagramの公式アカウントが米国時間2月7日、サードパーティーのプラットフォームを介して一時的に乗っ取られたようだ。いずれも、現在は正常な状態に回復している。ソーシャルネットワーク各社のセキュリティに関する懸念が広がりそうだ。
同日午後3時50分頃、OurMineというハッカー集団が、Facebookの公式Twitterアカウントからツイートした。OurMineは、スーパーボウル開催に先立つ1月にも10を超えるナショナルフットボールリーグ(NFL)チームのTwitterアカウントを乗っ取ったとされている。また、Facebookの最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏、TwitterのCEOであるJack Dorsey氏、GoogleのCEOであるSundar Pichai氏ら、ハイテク業界の重要人物のアカウントも乗っ取られたことがあるとみられている。
OurMineは、「Facebookもハッキング可能だが、少なくともセキュリティはTwitterより優れている」とツイートした(現在は削除されている)。ハッカーは、FacebookのメッセージングサービスのTwitterアカウントもハッキングしたとみられる。
ほぼ同時刻に、OurMineはFacebookのInstagramアカウントも乗っ取り、グループのロゴ画像を投稿したようだ。
Facebook’s Instagram account also hacked into by ourmine
— Matt Navarra (@MattNavarra) February 8, 2020
Bad times pic.twitter.com/AxyaeIwwgN
Twitterの広報担当者は、Facebookのアカウントがサードパーティーのプラットフォームを介してハッキングされたことを認めた。「問題を認識してすぐに、被害を受けたアカウントをロックし、Facebookのパートナーと密接に連携して復旧に取り組んでいる」と声明で述べた。Twitterはサードパーティーのプラットフォームを明らかにすることを控えたが、ツイートのスクリーンショットを見る限り、ソーシャルメディア管理ツール「Khoros」から投稿されたことがわかる。米CNETはInstagramとKhorosにもコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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