Googleは米国時間1月9日、人種や年齢などの特徴について製品にバイアスがかからないようにするため、従業員2000人以上からなる「インクルージョン推進グループ」を作って取り組んできたことを明らかにした。
このグループは1つのチームとしてまとまっているのではなく、社内全体に散らばり、さまざまなチームに組み込まれている。グループのメンバーは、開発中の製品について意見や見通しを伝える任務を負う。
Googleは、ラスベガスで開催されている世界最大級の消費者向け技術見本市「CES」でこの件を発表した。それに先立ち、Googleは今週、デジタルコンシェルジュソフトウェア「Googleアシスタント」の新機能を発表した。アップデートで提供されるのは、スマートホーム製品用でタスクを予約する新しい方法、記事やブログの投稿全体を音声で自然に読み上げる機能などだ。
Googleで製品のインクルージョン(包括性)を担当する責任者のAnnie Jean-Baptiste氏は、ブログで次のように述べた。「われわれは次のように自問している。この製品はすべての人種について考慮されているか? 世界中のさまざまな場所に住む人々にとって理にかなっているか? あらゆる年齢の人々に役立つか?」
同氏がDigital Trendsというウェブサイトの取材で語ったところによると、同社の「Pixel」スマートフォンに搭載されているカメラが濃い肌の色を正確に表現できない場合があることに、エンジニアのPeter Sherman氏が気付いたことが、ダイバーシティへの取り組みを強化するきっかけになったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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