半導体大手のQualcommは、5G接続の提供から自動運転車の機能開発支援まであらゆることを手がけようとしており、自動車の分野で果たす役割が大きくなりつつある。また、インフォテインメントや高度な運転支援システムの開発で、General Motors(GM)との提携を拡大している。
Qualcommは米国時間1月6日、ラスベガスで開催中のCES 2020で自動運転向けソリューション「Snapdragon Ride Platform」を発表した。自動車メーカーはこれを利用して、より簡単にかつ高い電力効率で自社の車を自動運転車に変えられる。このプラットフォームは、人工知能(AI)技術や電力効率の高いハードウェア、コンパクトな設計など、自動運転車を走らせるために必要なハードウェアやソフトウェアを備えている。
このプラットフォームは今後、自動緊急ブレーキ、信号認識、車線維持支援、高速道路での自動走行、自動駐車、渋滞時の市街地での走行などに役立つだろう。また、市街地での自動走行、ロボットタクシー、ロボット運搬車などを対象とする完全自動運転技術の開発にも、このプラットフォームが使われることになるだろう。
「このために7年間取り組んできた」と、Qualcommの自動車関連事業を統括するPatrick Little氏はCES開幕前のインタビューで語った。この技術を使った初の自動車は2023年中盤~終盤に市場投入される見込みだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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