ナイルは12月9日、同社の個人向けカーリースのオンラインサービス「マイカー賃貸カルモ」において、中古車版サービスを開始すると発表した。
カルモは、月額定額のマイカーのサブスクリプションサービス。ネットで手続きすることでリーズナブルな価格で利用できることが特徴だ。国産全車種、メーカー保証付きのディーラー新車に乗れるほか、メンテプランに加入すると整備費用も月額定額にすることができる。
新たに開始する中古車版サービスは、より低価格の月額定額制でクルマに乗りたいという消費者ニーズを受けたもので、月額料金は税込1万円代から利用できる。ここには、車両本体価格、自賠責保険料(期間分)、環境性能割、自動車税(期間分)、重量税(期間分)、整備費用、登録費用、車庫証明手続代行費用、仲介手数料、カルモ保証料、陸送費なども含まれるという。
車両によって異なるが、契約可能期間は、3年(36カ月)〜7年(84カ月)。在庫数は約600台程度を確保しているという。今後は、数万以上の在庫(毎月変動あり)を確保し、1万円以下の利用料金を目指すとしている。
なお、昨今は“クルマ離れ”という風説が当たり前になっているが、同社では「むしろ全国の保有台数は昨今伸びている傾向にある」と説明する。経済的な不安により、これまでよりもクルマに大事に乗るようになったり それ以上にクルマ自体の耐久年数が伸びているため、結果として、販売台数が一時的に減少していると指摘。人口全体においてはクルマ離れではなく、クルマは生活必需品としてより需要は高まっているという。
実際、軽自動車の平均使用年数は2005年の9.40年から2017年には12.64年に増加(軽自動車検査協会2018年調査)、乗用車の平均使用年数も1976年の6.9年から2017年には12.38年まで増えている(一般財団法人 自動車検査登録情報協会2018年調査)。
こうした背景もあり、カルモでは“長く定常的経済負担を低くクルマを持ちたい”という 潜在的顧客ニーズに応じ、日本初の11年までの契約が可能なサービス形態にしていると説明。そして今回、新たに中古車版サービスも開始したという。
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