シャオミ、OPPO、モトローラ、HMD Globalが5G対応の新「Snapdragon」採用へ

　Qualcommが新たな「Snapdragon」プロセッサーを発表したのに合わせ、メーカーの少なくとも4社が米国時間12月3日、2020年に発売するスマートフォンで同プロセッサーを採用する計画を明らかにした。

シャオミの共同創設者で社長のLin Bin氏
提供：Shara Tibken/CNET

　Motorola、「Nokia」ブランドのスマートフォンを製造するHMD Global、OPPO、小米科技（シャオミ）はこの日、QualcommとともにSnapdragon Tech Summit 2019で登壇し、新デバイスに「Snapdragon 865」や「Snapdragon 765」プロセッサーを採用すると明言した。

　Qualcommは3日、ハワイで開催した記者会見で新型プロセッサーを発表した。Snapdragon 865はハイエンドのスマートフォン向けだ。モデムは搭載していないため、デバイスを5Gネットワークに接続させたいスマートフォンメーカーは、Qualcommの「X55」モデムも購入する必要がある。ただし、スマートフォンメーカーがシングルチップでデバイスのCPUとして機能させ、5Gに接続させたい場合は、より低速な「X52」モデムを利用するQualcommの新たなSnapdragon 765または「Snapdragon 765G」（「G」はゲーミングを表す）を選択できる。765および765Gプロセッサーは、865を採用するデバイスより低価格のスマートフォンを対象にしている。

　シャオミの共同創設者で社長のLin Bin氏は3日、ハイエンドのSnapdragon 865を2020年第1四半期に主力スマートフォン「Mi 10」に搭載する計画だと述べた。同氏はこのスマートフォンについて詳細を明かさなかったが、2020年にはさらに多くの5G対応スマートフォンを発表すると述べた。