ソフトバンクロボティクスは、東京都渋谷区の新たなランドマークとして、12月5日に開業する商業施設「東急プラザ渋谷」に、カフェラウンジ「Pepper PARLOR(ペッパーパーラー)」をオープンする。12月3日に先駆けて内覧会を開催した。席数は、全162席、420平米の広いスペースだ。
Pepper PARLORでは、PepperほかNAO、掃除ロボットのWhizが活躍する。まず、入店すると、まずズラリと並ぶPepperが目に入る。「はーい、こちらのタブレットで注文をお願いします!」と話しかけてくるので、Pepperの前にあるタブレットを使い、好きなメニューを選ぶ。Pepperが顔を認識して年齢やその日の体調を分析し、レコメンドしてくれる機能もある。
メニューのコンセプトは「世界を旅するグルメ&スイーツワッフル」だ。食事にもデザートにもなる、世界の国々をイメージしたワッフルやドリンクなどがラインアップし、ビーガンメニューにも対応している。メニュー開発は、東京・青山のグリルレストランTHE BURN 総料理長を務める米澤文雄氏が手掛けた。ニューヨークのミシュラン三ツ星レストランJean-Georges本店で日本人初のスー・シェフに抜擢された経歴を持つ。
ロボット責任者・ロボットプランニングを担当する、ソフトバンクロボティクス 取締役の蓮実一隆氏は、「Pepperは2014年生まれで、はや5歳。街中で見かけることが増え、喜んで使っていただいている方もいるが、そろそろPepperは新しいことをやらないのかなという方もいる。新たな挑戦としてPepper PARLORをやることにした」と背景を語った。
「主役はお客様。おいしい料理を食べてゆっくり過ごせる場所をつくりたかった。何気に横を向くとロボットが働いているというのが理想」(蓮実氏)と話すとおり、ロボットが食事を運ぶといったことはなく、おしゃれなカフェの中にPepperやNAOがいるというイメージだ。
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