BONXは12月2日、法人向け音声コミュニケーションシステム「BONX for BUSINESS」のプロフェッショナルプランに、音声データをテキスト化する「Speech To Text」機能を搭載し、ベータ版として公開したと発表した。
本機能の利用は、BONX for BUSINESSのプロフェッショナルプラン(月額1750円/ユーザー)の契約と、純正ヘッドセット「BONX Grip」の購入(1台あたり1万4630円)をした企業が対象となり、本機能のお試しを希望する企業を募集している。
BONX for BUSINESSは、スマートフォンからインターネット回線のVoIP(Voice over Internet Protocol)を通して、最大30人までの音声グループコミュニケーションを可能とするサービス。スマートフォンに手持ちのイヤホン、またはBONX Gripをつないで使用する。
今回のSpeech To Text機能搭載により、BONX for BUSINESSアプリを通した会話を自動的に文字に変換して管理画面に表示し、閲覧することが可能となった。BONX for BUSINESS上で日報の入力を声で行ったり、録音データの文字起こしを不要にしたり、会話のログテキストを途中から会話に参加した人が確認するなど、業務の効率化が期待できる。
特許を取得した特殊な発話検知の仕組みにより、会話以外の雑音を明確に分けることが可能。会話以外の雑音を除いたクリアな会話の音声データによって、音声認識エンジンで文字に変換する前の音声データのクオリティを上げることで、文字変換の精度を高めた。
今回公開するベータ版は、管理画面に表示されたテキストを、議事データとしてダウンロードすることができ、今後の正式リリース版においては、対象のルームの会話データをテキスト化し、CSV出力が可能なる。また、テキストデータを編集する機能を設け、スマホアプリの画面上に直接表示することも可能。さらに、スマホアプリの画面に文字で打ち込んだ情報を音声に変換して、ルーム内に流す機能も搭載予定だ。
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