うるるは11月26日、全国の入札・落札情報を一括検索・管理できる「調達インフォ」を官公庁・自治体向けに無料で公開したと発表した。
入札とは、全国の官公庁や自治体が「物品の購入」や「サービスの活用」「工事」などの業務を民間企業へ委託するために、広く企業や団体を募集することを指す。年間で20兆円を超えるマーケットであり、入札案件の傾向は、納められた税金を活用して国や自治体がどのような業務を遂行したのか、国民に還元されたのかを測る指標にもなる。
今回公開した調達インフォは、官公庁・自治体の調達担当者が、全国約7600機関の入札案件・落札情報を完全無料で利用できるサービス。官公庁や自治体が公共事業の入札案件を公示するためには、適切な予算などを示した仕様書を準備する必要がある。同サービスを利用すれば、詳細な仕様情報や適正な予定価格設定など、他自治体の過去類似案件を調べられるようになるという。
これにより、調達業務の担当者のリサーチ業務負担を軽減し、入札価格の適正化・最適化を目指すとしている。なお、同サービスには、民間企業向けに約10年以上入札情報を提供してきた「入札速報サービスNJSS」のノウハウと実績を生かしているという。
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