アディダスは、ロボットによる製造工程を取り入れたシューズ工場技術「Speedfactory」を、アジア地域で2019年中に展開すると発表した。その一方で、現在Speedfactoryを導入して生産しているドイツのアンスバハ工場と米国のアトランタ工場は、2020年4月までにSpeedfactoryの運用を停止する。
Speedfactoryは、ロボットで靴を製造する技術。まずアンスバハ工場に導入し、その後アトランタ工場で使用開始した。
従来の製造方法に比べ、製品デザインの柔軟性が高まり、多種多様な製品を短いリードタイムで生産できるそうだ。そのため、消費者のニーズへ迅速に対応していけるという。
なお、Speedfactoryの開発や運用で協力した技術パートナー企業のOechslerとは、シューズのソール部分を3Dプリンターで成形する「4D」ソールなどの製造で、今後も協力関係を維持する。
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