Appleが米国で「iPhone」を購入する顧客に対し、まもなく2年間の無利息分割払いサービスを提供する予定であることが、米国時間10月30日、最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏の発言で明らかになった。この恩恵を受けるには、同国でサービスが始まった「Apple Card」でiPhoneを買う必要がある。またApple Cardの特典として、端末価格の3%がキャッシュバックされる。
Apple Cardは同社の新型クレジットカードとして米国で8月にリリースされ、「iOS」ユーザーのみが利用できる。iPhoneで「Apple Wallet」に登録してデジタルカードとして使えるだけでなく、同時に発行される物理カードを使えば「Apple Pay」に対応していない店舗でも使用できる。
今回の無利息分割払い導入は、2019年度第4四半期決算(9月28日締め)の決算発表と時を同じくして発表された。同四半期の売上高は640億ドルと、前年同期比で2%近く上昇した。この好業績をけん引したのは、主に「Apple Watch」や「AirPods」などのウェアラブルデバイス、写真や書類を保存できる「iCloud」などのサービス、そして新しいゲームサブスクリプションサービスの「Apple Arcade」だ。
一方、iPhoneの売上高は前年同期比で10%近く下落し、およそ330億ドルだった。ホリデーシーズンが含まれる2020年度第1四半期には、新たに発売された「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」の売り上げが上昇する可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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