Appleはホリデーシーズンに向け、活発な動きを見せている。9月には「iPhone 11」(税別7万4800円から)と「iPhone 11 Pro」(同10万6800円から)という2つの新機種を発表した。また、ゲームサブスクリプションサービスの「Apple Arcade」(月額600円)を開始し、11月には待望の動画配信サービス「Apple TV+」(月額600円)も始まる。10月29日には新しいワイヤレスヘッドホン「AirPods Pro」(税別2万7800円)を発表している。
これらの製品をすべて購入する人はいるだろうか。これまでのところ、多くの人が購入するかもしれない兆候もあるようだ。
Appleは米国時間10月30日、2019会計年度第4四半期決算(9月28日締め)を発表した。売上高は640億ドルとなり、前年同期比で2%増加した。Thomson Reutersが集計したアナリスト予測平均の629億ドルを上回った。
売上高を押し上げた大きな要因は、「Apple Watch」(税別4万2800円から)や「AirPods」(税別1万7800円)のようなウェアラブルデバイス、写真や文書を保存できる「iCloud」、新しいApple Arcadeのようなサービスだった。iPhoneの実績はこれらの分野と比べると控えめだった。
iPhoneの売上高は、前年同期比で10%近く落ち込み、およそ330億ドルとなった。Appleによれば、iPhone 11への顧客の関心は高いという。iPhone 11は、第4四半期が終了する8日前の9月20日に発売された。最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏はiPhoneのパフォーマンスに満足していると述べた。
純利益は前年同期比3%減の137億ドルだった。1株あたりの利益は3.03ドルで、アナリスト予測の2.84ドルを上回った。
Appleはホリデーシーズンが含まれる2020年度第1四半期について、売上高を855〜895億ドルになる見通しとしている。この予想の中間値は、アナリスト予測の平均値である869億ドルに近い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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