Facebookは、人々にメンタルヘルスについて話をしてもらいたいと思っており、率直に話しやすくするための新しいフィルターとスタンプをリリースする。
Facebookは米国時間10月10日、24時間で消える写真や動画を投稿できるFacebookと「Messenger」の「ストーリー」機能に、新しい「Let's Talk」フィルターを導入した。「talk to me(話して)」「LISTENING(聞いているよ)」「MENTAL HEALTH MATTERS(メンタルヘルスは大事)」といった言葉を表示する新しい16種類のカラフルなMessengerのスタンプもリリースする。
ユーザーがこれらの新しいスタンプを送るたびに、Facebookは10のメンタルヘルス団体に1ドルを寄付する。最大で計100万ドル(約1億800万円)を寄付するという。対象団体には、The Trevor Project、Save.org、Crisis Text Lineなどが含まれる。
Facebookなどソーシャルメディアサイトの利用は、抑うつや自尊心の低下といったメンタルヘルスの問題と結び付けられてきた。ユーザーが自分の生活を他人の生活と比べてしまうためだ。だが、Facebookは自殺防止ツールなど、こうした問題に対処するための新たなツールをリリースしたり、「いいね!」を非表示にする実験をしたりもしている。
同社で安全性を統括するAntigone Davis氏のインタビューでの話によると、新しいスタンプやフィルターのアイデアはFacebookが委託した調査に関連している。この調査では、プライベートなメッセージングであれば、話しづらい話題でも話しやすくなることが明らかになったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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