日立グローバルライフソリューションズは10月9日、スマホ連携機能を備えたIoT対応のドラム式洗濯乾燥機「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム」BD-NX120Eを11月16日から発売すると発表した。
洗い方や時間を自動で判断する「AIお洗濯」や高速風でシワを伸ばす「風アイロン」、スマートフォンと連携して洗濯をサポートする「洗濯コンシェルジュ」の対応に加え、洗濯のたびに適量の液体洗剤・柔軟剤を自動で投入する「液体洗剤・柔軟剤自動投入」機能を新たに搭載した。市場想定価格は38万円前後。
洗濯のたびに適量の洗剤や柔軟剤を自動で投入。毎回量って入れる手間がなくなるほか、きちんと適量の洗剤や柔軟剤を使用することで洗い上がりがよくなるという。
洗剤は、濃縮タイプかどうか、また種類によって適量やすすぎの回数が異なるケースがあるが、スマホアプリから使用する洗剤や柔軟剤を設定しておくことで適切な設定に変わる。
タンクは、詰め替え用タイプが1本入る大容量で、ハンドル付きで取り出しやすく、分解できるため、種類を変えたいときにも便利だ。また、毎回水で洗い流して経路の詰まりを予防する機能を備える。
BD-NX120Eでは、Amazonが提供する「Amazon Dash Replenishment」に対応することで、残量が少なくなったら洗剤・柔軟剤が自動で届く洗剤・柔軟剤自動再注文システムを開発中だ。2019年12月をめどにサービス開始予定としている。また、今後現在発売中の洗濯乾燥機「BD-SX110E」「BW-DX120E」でもソフトウェアアップデートにより、Amazon Dash Replenishmentの対応を予定しているという。
BD-NX120Eは9つのセンシング機能を備える。実は、水温や水の硬度などによっても適切な洗う時間は異なるという。水の硬度が低いと洗剤の力が働きやすく、水温が高いと洗剤の力が働きやすいため、洗剤量を減らして表示し、洗い時間も短縮。また、水に溶け出す汚れの量の変化をセンサーで検知し、汚れが多いと判断したら洗いを延長してしっかり洗うという。
風アイロンは、時速約300kmの風により、高速風でシワを伸ばして乾燥し、アイロンがけの手間を減らせるとしている。
スマートフォンアプリは、分かりやすいグラフィックにより、使いやすさと思わず触れてみたくなるユーザーインターフェースを目指したという。
急な残業など予定に合わせて洗濯予約の時間変更や運転状況の確認ができるほか、洗濯指数をもとに洗濯ものが乾きやすい時間をアドバイスする機能、汚れ落ちや衣類の傷み、すすぎ具合、脱水など洗い上がりを評価することで好みの洗い方を学習する「わがや流AI」コースなども備える。
また、スマートフォン連携機能はないが、液体洗剤・柔軟剤自動投入機能やAIお洗濯を搭載した洗濯容量12kgで大容量タイプの全自動洗濯機「ビートウォッシュ」BW-X120Eも同時発売する。市場想定価格は21万円前後。
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