このタイトルをひと目見て、共感しすぎて泣いてしまうほどだったら、無理にでも仕事を休んで一度医者に診てもらうことをお勧めする。そこまでではないけれど、「あるある」と思った人なら、本書を読むことで少し元気になれるかもしれない。疲れた時に、ただ横にいてくれるだけでうれしい、友人のように寄り添ってくれる本だ。
四コマ漫画とエッセイの組み合わせで、職場や仕事の「あるある」と、「そんな時はこうしてみるのはどうかな?」というアドバイスが綴られていく。アドバイスと言っても、理不尽なことを押し付けられたりする会社で働く、普通の人の目線なので、押し付けがましさは全くない。特別な状況ではなく、誰かの下で働くひとなら一度は(あるいは毎日!?)経験していることかもしれない。目次を見て、「それ、自分と同じかも」と思ったら、そのページを開いてみるような読み方もできる。
働きアリの四コマ漫画の線が柔らかく、温かみにあふれているので、本当に疲れている人には、四コマ漫画だけをパラパラとながめる読書もお勧めだ。現在はフリーランスとして仕事をしている著者なので、会社で働く人だけでなく、フリーランスにも共感できる「あるある」が、個人的にうれしい。
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