9月12日に開幕したゲームイベント「東京ゲームショウ2019」。NTTドコモは、5Gを活用したeスポーツなどが体験できるブースを出展している。ビジネスデイ初日となる12日には、タレントの夏菜さんを招いたオープニングイベントを開催。5G環境下でのAR観戦などを披露した。
NTTドコモでゲーム系ビジネスを担当しているという、同社コンシューマビジネス推進部 デジタルコンテンツサービス担当部長の吉田裕之氏は、「大容量、高速、低遅延、多数同時接続という特徴を持つ5Gインフラが整えば、ゲームの世界が革新を迎える」と、5G時代におけるゲーム事情の展望を語った。
吉田氏は、5Gインフラの普及によって、「eスポーツ分野ではプレイヤーの対戦環境や観戦者の視聴環境が変化するだろう」と解説。また、「5Gの高速大容量の特徴を活かし、これまでに無かったクラウドゲームが流行するのでは」との予想も示した。
続いて登場した夏菜さんは、「ストリートファイターⅤ アーケードエディション」のAR観戦アプリをステージで体験した。プロゲーマーの梅原大吾選手、ときど選手による対戦を事前に収録し、アプリでARマーカーを読み込むことで、キャラクターたちがステージ上に現れるというものだ。目の前で対戦が繰り広げられる様子に、ゲーム好きであるという夏菜さんも興奮が隠せない様子を見せていた。
ドコモブースでは、このストリートファイターⅤのAR観戦が体験できるブースや、ゲーミングPCを設置したランパーティエリア、スマートフォンで最大100人同時対戦が可能なゲーミングエリア、2月にサービスを開始したゲームストリーミングサービス「Hatch」のブースを設置。一般公開日となる14日、15日には、ストリートファイターVなどの大会も開催する。吉田氏は、「5G時代におけるゲームの世界観を体感してもらいたい」とコメントした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」