Microsoftの共同創設者であるBill Gates氏は、投資家だったJeffrey Epstein被告と会談したことがあると述べた。しかし、性犯罪疑惑で起訴された同被告が、資産家とつながりがあったことだけがその理由だという。Epstein被告が、Gates氏や複数の団体からの寄付の確保を支援していたとThe New Yorkerが報じたわずか数日後に、Gates氏はThe Wall Street Journal(WSJ)に対して自身の立場を釈明した。
「彼に会った。彼とのビジネス上の関係や友人としての付き合いはなかった。ニューメキシコ州やフロリダ州やパームビーチなどには行っていない」と、Gates氏はWSJに対し、米国時間9月10日に公開されたインタビューの中で語った。「彼の周囲にいた人たちが、世界の健康問題のための資金集めやさらなる慈善活動を望んでいるのであれば、彼なら大勢の資産家を知っていると言っていた」(Gates氏)
性的な目的の人身売買の容疑で起訴されていたEpstein被告は8月、勾留施設で死亡した。自殺とみられている。ニューヨーク州連邦検事らによると、Epstein被告は、14歳の少女を含む未成年女性に対し、性的な虐待や搾取をしていたという。
Gates氏とEpstein被告のつながりは、MITメディアラボとEpstein被告の関係をめぐるスキャンダルに関する報道の中で明るみに出た。The New Yorkerは6日、メディアラボがEpstein氏からの資金提供に関して、以前認めていたよりも深く関わっており、不祥事を起こしたこの投資家との関係を隠そうとしていたと報じた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」