ヨシコンとフルタイムシステムは9月10日、マンションの共用施設を、鍵やカードなどの物理キーを使わずに、顔認証で利用できるサービス「スマートマンションシステム」を、2021年3月より提供すると発表した。
従来、マンションの施設を利用する際には、施設の予約をした後、管理室が空いている時間内に鍵を借り、返却する必要があった。さらに、物理的な鍵は返却忘れや紛失などのリスクもあり、手軽に施設を利用できる方法を検討していたという。
スマートマンションシステムは、フルタイムシステムの顔認証サービス「F-ace(フェイス)」と、PCや携帯電話からマンション共用施設の予約ができるシステム「ファンナビ」を組み合わせ、顔認証だけで対応できるサービスだ。
F-aceは、オートロックと宅配ボックスに顔認証技術を組み合わせたセキュリティサービス。フルタイムシステムの宅配ボックス「フルタイムロッカー」に、F-aceのシステムを組み込むことで、宅配やクリーニングの依頼、受け取りなどのサービスの提供、および24時間365日、オンラインによる保守管理を実現する。
第1弾として、2021年3月より、静岡県藤枝市の分譲マンション「ザ・エンブル藤枝」に、本システムを提供する予定。ザ・エンブル藤枝は、地上13階建て、全95邸の新築分譲マンションで、共用部にはゲストルーム、パーティルーム、ラウンジを備え、エントランス、エレベーター、ゲストルームを含む共用エリアに、スマートマンションシステムを導入する。
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