博報堂DYメディアパートナーズは9月3日、東京理科大学発のスタートアップであるShinonomeと協業し、ブロックチェーンを活用したdAppsゲーム領域において、新規事業開発を手がけるプロジェクト「PlayAsset」を組成したと発表した。PlayAssetは、「ゲームを遊ぶことが資産や価値になる世界を実現したい」という思いから、「Play to Asset」をミッションとしている。
dApps(Decentralized Applications)とは、中央管理者が存在せず、不特定多数の者が自律分散的に行動することで全体のシステムが機能する自律分散型アプリケーションの総称。広義の意味では、暗号通貨の分散型取引所なども含まれる、近年注目の集まっている領域になる。日本においては、ブロックチェーン技術を組み込んだゲーム群の総称として少しずつ認知が広がっており、dAppsゲームとも呼ばれている。
今回、Shinonomeを技術パートナーとし、ブロックチェーン業界の有識者などと連携しながら、dAppsゲームの成長を妨げている現状の課題を解決するための新規プロダクトを開発。現在暗号通貨でしか課金できないdAppsゲームに対して、法定通貨での課金を可能にする決済システムの構築や、dApps開発のための基盤機能の整備・開発および、機能のAPI化による開発の簡略化を目指す。
2019年内を各種プロダクトの開発および、テストマーケティング期間と設定。実際に複数のプロダクトを市場に投入し、実証実験を行いながら、実用性や事業性の検証を進める。さらに、将来的にはゲームだけにとどまらないdAppsビジネスの可能性を模索し、新規事業の立ち上げを目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス