Appleが、「Tile」やサムスンの「SmartThings Tracker」と競合するスマートトラッキングタグを準備中だという。「iOS 13」の内部ビルドを調べたMacRumorsによる米国時間8月30日の報道によると、Appleのトラッカーは財布やバッグ、鍵のようなアイテムに取り付けられる可能性があるという。おそらく小さな円盤状で、中央にAppleのロゴがあるようだとしている。
Appleは米国太平洋時間9月10日午前10時から、カリフォルニア州クパチーノにあるスティーブ・ジョブズ・シアターで「iPhone 11」を発表するとみられている。
Appleによるスマートトラッキングタグの開発については、9to5Macが4月の記事で初めて報じた。MacRumorsは今回、同製品のコードネームが「B389」であることを特定したという。
MacRumorsはまた、このタグがAppleの「探す」アプリに組み込まれ、「Items」という新しいタブで管理されると報じた。
MacRumorsの記事によると、設定された「安全な場所」にある場合を除き、タグを付けたアイテムからユーザーが離れると、通知が送られるという。アプリのボタンをタップしてタグを鳴らすことができるほか、アイテムを紛失モードにすることで、それを見つけた他のiPhoneユーザーが所有者にテキストメッセージを送ったり、電話を発信したりできるとしている。
記事ではさらに、紛失したアイテムを探すのに拡張現実(AR)が応用されている可能性があるとし、具体的には、アプリ起動時にスマートフォンの画面(とカメラ)を通して周囲を見渡すと、アイテムがある場所にARの赤い風船が浮かぶという。
同アプリの内部コードにはこう書かれているという。「数フィート歩き回り、iPhoneを上下に動かすと、風船が視界に入ってくる」
Appleはコメントの依頼にすぐには応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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