衛星放送サービス事業者のDish Networkが、T-MobileとSprintのワイヤレス資産を50億ドル(約5400億円)で取得することで合意した。Bloombergが米国時間7月24日、匿名の情報筋の話として報じた。これにより、早ければ25日にも、T-MobileとSprintの265億ドル(約2兆8670億円)規模の合併案を、米司法省が承認する準備が整うとみられる。The Wall Street Journal(WSJ)も、司法省が合併を承認する準備に入ったと報じている。
Bloombergによれば、DishはSprintの子会社でプリペイドモバイル事業を約15億ドル(約1620億円)で、無線周波数帯を約35億ドル(約3780億円)で取得する。Dishはこれらの資産を3年間売却できないという。
WSJの報道によると、Dishは携帯電話サービスを提供することになり、7年間の移行期間中はT-Mobileのネットワークを利用できるという。
Dishは以前、狭帯域IoT(NB-IoT)5Gネットワークに取り組んでいることを発表しているが、このネットワークは従来型の携帯電話やタブレット端末向けではなく、電力メーターや照明のようなスマートデバイスの接続を想定しているようだ。また、今回の合意の一環として、T-MobileとDishは新しい「eSIMに対応することが求められるとWSJは報じている。これにより、消費者は希望に応じて、携帯電話事業者を簡単に乗り換えることが可能になる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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