Mozillaは、さまざまなオンラインニュースパブリッシャーからの記事を月額5ドル(約540円)で広告なしで読むことのできる新しい購読サービスの提供を計画しているようだ。
Mozillaは現在、「Firefox」で提供するこのサービスを消費者が利用するかどうかを確かめるためのオンライン調査を実施している。「月額4.99ドルで今すぐ登録」というボタンをクリックすると、サービスはまだ提供されておらず準備中であるとの説明と、アンケートを開始するボタンが表示される。
Mozillaがこのサービスを開始する場合、Scrollとの提携によって実現する可能性が高い。Scrollは広告なしのニュース購読サービスで、Slate、The Atlantic、BuzzFeed、USA Today、Voxなどのメディアパートナーと連携している。
このサービスは新しいアイデアではないが、GoogleやFacebook、Appleといった企業がさまざまな方法で打開しようとしている多数の課題の1つに、新たな方法で挑むものだ。Mozillaは、購読を厳しく要求しないニュースサイトを広告なしで提供することを提案しようとしている。
Googleは2018年に、「Subscribe with Google」(Googleで購読)というサービスを発表している。ユーザーは、1つのGoogleアカウントで複数の主要なパブリッシャーのサービスにサインインすることができる。
この方法は、さまざまなニュースサイトにサインインするために複数の認証情報を使い分けなければならないという問題を解決するが、広告なしで購読できる環境を提供することを特に目的としたものではない。
Mozillaは2月、ニュースサービスに関するアンケートに参加するよう一部のFirefoxのユーザーをランダムに招待する計画だと述べていた。ScrollはこのFirefoxのプログラムで最初のパートナーの1社だ。
Mozillaは、「パブリッシャーがより直接的に資金を得られるようにすることで、Scrollのモデルはエコシステムにおける魅力的な代替策になる可能性がある。われわれはScrollと協力して、代替となる資金提供モデルの一環としてのウェブでの広告なしのサービスに対する、消費者の考え方と関心について理解を深めていく」と説明していた。
Hacker Newsに掲載されたMozillaの提案に対する反応はさまざまだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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