Facebookの郵便仕分け施設の1つで、有毒物質の可能性を示す警告を機械が発した。同社が攻撃の標的になった可能性がある。
メンロパーク消防局は、危険物取扱チームがその施設の現場にいることを明らかにした。その建物には通常、最大6名が作業しているという。NBC News Bay AreaとKRON 4は、その物質がサリンだった可能性があると最初に報じた後、それにさらされた従業員はいないと報じた。ただし、当初は2名にさらされた可能性があったという。
Facebookは声明で、同社の郵便室に届けられた小包の1つが米国太平洋時間午前11時頃に「危険物の疑いあり」と判定されたと述べたが、それ以上の詳しい情報は明らかにしなかった。
Facebookの広報担当者は「4棟の建物から人員を避難させ、地元当局と連携して徹底的に調査している」と述べた上で、物質はまだ特定されていないとした。「現時点では、人員を避難させた建物のうちの3棟で、人員を戻しても問題がないことが確認されている。従業員の安全が当社の最優先事項であり、詳細が明らかになり次第、公表する」(Facebook)
Facebookで起きた攻撃の可能性とその対応は、セキュリティに対するハイテク企業の高まる懸念がその本社施設にまで及んでいることを示している。
何者かが同社に危険物の疑いある小包を送付する事態にまで、問題は発展しているのだ。
Business Insiderによると、メンロパーク消防局の職員は、通常のテストで郵便袋の中からサリンが検出されたが、検出結果は偽陽性の可能性があると述べたという。これまでのところ、この物質による症状が現れた人はいない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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