ナイルは7月2日、個人向けカーリースサービス「マイカー賃貸カルモ」において、7月1日より最長11年の契約形態(従来は最長9年)を用意したと発表した。
これにより、ユーザーは毎月の定額支払い料金をより抑えられ、最安値の車両の場合は税別1万1900円からの契約が可能になる。従来の9年よりも、平均月額が1500〜2000円安くなるという。また、契約中の車両メンテナンスや、契約満了後に車両をもらえるといったオプションも用意する。
同社によると、自動車の品質や耐久性の向上により、軽自動車の平均使用年数は14.73年(軽自動車検査協会2018年調査)、乗用車は13.24年(一般財団法人 自動車検査登録情報協会2018年調査)となっている。今回の契約形態は、できるだけ長く経済的に車を利用したいという顧客の需要に応えたものになるという。
矢野経済研究所によると、2022年度の個人向けカーリース車両保有台数は、2018年の約3.6倍となる93万6000台と予測されている。マイカー賃貸カルモは、2019年度上半期で3000件以上の申し込みがあるそうだが、2019年下半期にはより多くの申し込みを予想しているという。
なお、同社は4月に、トヨタ自動車などが出資する「未来創生2号ファンド」を運営するスパークス・グループをリードインベスターとして、SBIグループ、AOKIグループなど複数の投資家から、総額約15億円の資金を調達している。
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