朝日新聞は6月28日、Viibarが運営する動画メディア「bouncy(バウンシー)」事業を、7月12日付で譲受すると発表した。
朝日新聞は、動画メディア「Moovoo(ムーブー)」を運営しており、Moovooとbouncyを一体的に運用することで、両事業の成長を図る意向。また、Viibarとは今回の事業譲受をきっかけにパートナーシップを強化し、デジタル領域における動画活用の推進に注力するという。
bouncyは、「未来を感じる」をテーマに、スマートフォンでの視聴に最適な映像を配信する動画メディア。国内外での撮り下ろしの動画はもとより、世界中から選りすぐりの動画を毎日配信している。現在は、イベント開催やサイネージ配信といったリアル空間への取り組みにも注力しており、月間動画再生回数は平均7000万回を超えるという。
一方のMoovooは、「スマートな暮らし」をテーマに、仕事や遊びを便利にするモノやアイデアを伝える動画メディア。「紙からデジタルへ」の流れが加速するなか、朝日新聞ではデジタル事業の成長戦略を最優先課題に位置づけており、2017年4月にMoovooを立ち上げた。
同社では、bouncyとMoovooを一体的に運営することで、人材やノウハウなどでのシナジー効果が見込めると判断。成長著しいメディアと、伝統的メディア企業の双方の強みを生かし、モノ系動画メディアでナンバーワンを目指すとともに、デジタル事業の成長を加速させるとしている。
なお、新体制ではbouncyの事業責任者である津田啓夢氏が、同メディアの新たな編集長を務める。同氏は、インプレス ケータイ WatchやEngadget日本版などを経て、bouncyに参画した。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス