サムスンは米国時間6月24日のプレスリリースで、「SmartThings」デバイスシリーズの新製品を発表した。スマートフォン「Galaxy S10」シリーズの発売に合わせてバージョンアップされたSmartThingsアプリに加え、SmartThingsは3つの新しいスマートホーム製品を追加する。
サムスンがスマートホームカメラの製造に進出するのはこれが初めてだが、仕様からは競争力の高い製品であることがうかがえる。SmartThings Camは1080PのフルHDで、HDRに対応し、145度の広角レンズを備えている。人やペットの動きを検知することもできる。
双方向のオーディオでカメラの向こう側にいる人と会話ができ、Wi-Fiにつながるため、このカメラをスマートホームに接続するのにSmartThingsのハブは不要だ。
価格は89.99ドル(約9660円)で、「Googleアシスタント」やAmazonの「Alexa」、そしてもちろん自社の「Bixby」と連携できる。24時間分のクラウドストレージを追加費用なしで提供し、最大4台のSmartThings Camを接続できる。30日間分の映像を記録できるストレージは月額7.99ドル(約860円)または年額79.99ドル(約8600円)で利用可能で、その場合は最大8台のSmartThings Camをサポートする。
SmartThings Camと同様、SmartThings Wi-Fi Smart PlugもWi-Fiをサポートするので、SmartThingsハブは不要だ。価格は17.99ドル(約1900円)で、BixbyやGoogleアシスタント、Alexaと連携して動作する。PureGearやConnectSenseのほかのスマートプラグモデルと違って側面にUSBポートはないが、インターネットへのアクセス障害や停電を想定して、手動スイッチが搭載されている。
最後に紹介するのは、SmartThings Smart Bulbだ。9.99ドル(約1100円)のこの電球は、「Philips Hue」やLIFXといったハイエンドモデルに対抗して設計されたものではない。
SmartThings Smart Bulbはエネルギー効率の高いLEDだが、Zigbeeを採用しているため接続にはSmartThingsハブが必要になる。電球は調光可能で、BixbyやGoogleアシスタント、Alexaで音声を通して、または「SmartThings」アプリ内で制御することができる。
これらの製品はすでに米国向けオンラインストアや一部の小売店で発売されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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