Mozillaは米国時間6月18日、ブラウザー「Firefox」のバージョン67.0.3を公開した。現在すでに悪用されているとされる「Critical」な脆弱性に対処している。
Mozillaのエンジニアが18日に投稿したセキュリティアドバイザリーでは、「Array.popの問題によって、JavaScriptオブジェクトの操作時に型の取り違えの脆弱性が生じるおそれがある」と説明されている。
さらに、「これにより、攻撃に利用可能なクラッシュが起こるおそれがある。この脆弱性を悪用した標的型攻撃がすでに発生していることがわかっている」としている。
このFirefoxのゼロデイ脆弱性(CVE-2019-11707)の報告者は、Google Project Zeroセキュリティチームのセキュリティ研究者であるSamuel Groß氏と、Coinbase Securityチームだ。
このセキュリティ脆弱性と現在発生している攻撃について、Mozillaのサイトに投稿されている短い説明以外に詳細な情報はない。
報告者から判断すると、この脆弱性は仮想通貨の所有者を狙った攻撃に利用された可能性もありそうだ。
米ZDNetはこの攻撃に関するさらなる情報についてGroß氏にコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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