本田技研工業(ホンダ)は、欧州で2020年春に発売する予定の小型電気自動車(EV)「Honda e」について、バッテリ容量や重量配分などのスペックを公開した。
Honda eは、ホンダが3月のジュネーブ国際モーターショーでプロトタイプ車を披露したEV。詳細なスペックは公表しておらず、側面にカメラ式サイドミラーを標準搭載する程度のことしか判明していない。
今回ホンダは、Honda eに搭載するリチウムイオンバッテリの容量を35.5kWhと発表。Type 2 ACコネクターに対応し、CCS2 DC急速充電が可能。また、バッテリパックは水冷式。充電ポートは前面中央に設け、前方のほか左右どちらからでもアクセスしやすいという。
プラットフォームはEV専用に設計。バッテリを車体中央の低い位置に置くなどして、50対50の重量配分、最適な操舵性と安定性を目指す。駆動方式は後輪駆動。コンパクトなサイズや短いオーバーハングなど、都市部の移動を想定したデザインとしている。フル充電だと200km以上走行し、30分の急速充電でバッテリ容量80%の充電が可能だそうだ。
現在ホンダは、Honda eの購入予約を英国、ドイツ、フランス、ノルウェーで受付中。実際の注文は、2020年の終わりより受け付ける。
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