5月31日から6月2日まで、パシフィコ横浜のホールCで日本最大級の睡眠フェア「快適睡眠づくりフェア」が開催された。
ブース数は28と多くはなかったが、寝室、寝具、チェア、アプリ、サプリメント、メソッドや情報、睡眠をサポートする食品、そしてスリープテック製品までバラエティにとんだ製品が並んだ。
睡眠無料相談コーナーも用意されており、相談のために並ぶ人が目立った。展示とは別にイベントスペースでは睡眠に関連するセミナーが多数開催されたほか、ミス・ワールド・モデルによるナイトウェアのファッションショーも開催され、雰囲気を盛り上げた。
会場に展示されていた製品は、海外展示会と比較するとかなり少なめだが、生活に取り入れることで変化や気づきを与えてくれそうな製品が並んだ。その中から、特にIT色強めのユニークな製品を紹介しよう。
5月31日に行われた「快眠アワード2019」で大賞を授賞したのが、アクティブノイズキャンセル機能を搭載したデジタル耳栓「QuietOn Sleep」である。
非常に小型で、耳の中に入れたまま寝ても違和感がなさそうなサイズで、睡眠を妨げるいびきや騒音の低減に効果的と言われる。バッテリーは約20時間。
アクティブノイズキャンセリングイヤホンとして、すでに発売されている「Quiet On」にくらべ、「QuietOn Sleep」は睡眠にフォーカス。耳に装着したまま眠りやすいようサイズを40%縮小、いびきの音を分析し、人の声は残しつつもいびき音だけ低減させたほか、新たにモード切り替えスイッチを搭載するなどの改良が加わっているという。
モードにはスリーピングモードとヒアリングモードを備えており、左右どそれぞれについている小さなスイッチをプッシュするだけで、切り替えたい側のモードだけを簡単に替えられる。
ヒアリングモードでは、「QuietOn Sleep」を装着したままで、はずすよりも人の声がより聞こえるようになるのが大きな特徴。
現在、海外のクラウドファンディングサイトや同社のサイトで先行予約販売中となっており、すでに1万台近くの予約があるという。国内での一般販売はの夏以降の見込みで、価格は未定だが、3万円前後になる見通し。
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