グーグルの兄弟会社Loon、ペルーの地震被災地に気球でネット通信を提供

Abrar Al-Heeti (CNET News) 翻訳校正: 編集部2019年06月03日 11時35分

 Googleの親会社Alphabetはインターネット気球を使って、ペルーの地震被災者にデータを提供している。

提供:Loon
提供:Loon

 Alphabet傘下のLoonは、太陽光発電を利用して飛行する気球を使って上空からWi-Fi信号を伝送する。同社は米国時間5月30日、それらの気球を使って、先週発生したマグニチュード8.0の地震の影響を受けたペルーの複数の地域にLTEを提供していることを明らかにした。

 Loonはペルーですでに稼働していたので、今回の状況に迅速に対応することができた。ペルー国内のさまざまな地域、特に遠隔地にモバイルインターネットアクセスを提供するため、この数カ月、電気通信事業者のTelefonicaと商業契約交渉を進めてきたという。

 1カ月前から、Loonはインフラストラクチャーの設置と気球のテストを開始した。地震が発生したとき、ペルー政府とTelefonicaはLoonに対し、被災地に気球を送るよう要請した。最初の気球は28日に到着し、現在もさらに多くの気球が送られている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]