ランサーズは、個人のビジネス経験やスキルを商品化し、売買できる「サービスEC」のリリースを初夏に予定。ビジネスパーソンの「スキル」の事前登録を開始している。
スキルパッケージは個人のビジネス経験を商品として、時間単位で売買できる機能。スキルを売りたい方は、自身のビジネス経験をもとに商品を登録。出品することで販売が可能となる。出品から仕事の完了まで、すべてオンラインで完結できる。
自身のビジネス経験(業種、職種、役割、スキル、経験年数など)を入力するだけで、その内容に応じて市場で、求められる最適な商品内容と1時間あたりの報酬額を提案。提案される商品内容と報酬額は、ビジネス経験に加え、過去にランサーズでやりとり取りされた仕事情報の相場をもとに算出される。
登録された商品は、業種や職種などでカテゴライズされ掲載。出品者は、出品した商品が購入されるのを待ち、隙間時間に進捗を確認することが可能。またクリエイティブ職のような納品物ではなく、ビデオチャットを使ったアドバイスという形で、個人が培った経験や知見を販売する形となるため、時間を軸にやりとりすることで、これまで一部分でしかスキルを活かせなかったビジネス職のユーザーであっても、最大限のパフォーマンスを発揮できる場になるとしている。
機能提供の背景として、広義のフリーランスは増加する一方で、自分の経歴やキャリアが世の中に通用するのか、その市場価値や相場はいくらなのかという値決めが、悩みのひとつにあるという。
今後は、提供することで得られるさまざまなデータをもとに、AIスコアリングによるレコメンドを活用し、より一層個人が能力を発揮できる仕組みを提供するとしている。
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