Airbnbは米国時間5月16日、Angela Ahrendts氏が同社の取締役に加わったと発表した。Appleの元小売責任者である同氏は、Airbnbで2人目の女性取締役となる。
Airbnbは、「旅行者の宿泊先や旅先ですること、交通手段などのすべてを1カ所に統合したエンドツーエンドの旅行プラットフォームの構築」によって新しい旅の形を作り出すことをミッションとしており、Ahrendts氏は取締役会に、クリエーティビティー、コミュニティー構築における経験、大規模サービスの深い専門知識をもたらすと、Airbnbのブログ投稿には記されている。
4月にAppleを退職したAhrendts氏は2014年から同社に勤務し、それ以来、同社で最も地位と知名度が高い女性幹部となっていた。小売責任者として、同氏は25カ国で500以上のAppleストアを監督し、店舗を「iPhone」と「Mac」の販売にとどまらないコミュニティが集う場所にすることを目指した。Appleに入社する前、同氏は高級ファッションブランドのBurberryでCEOを務めていた。
「Angelaは大きな夢を掲げてブランドを推進することに定評があり、それこそがまさに自分がAirbnbの取締役会にもたらしたいことだと私に言ってくれた」と、Airbnbの最高経営責任者(CEO)のBrian Chesky氏は声明で述べた。
Chesky氏は2018年5月、Airbnbが年内に女性取締役を少なくとも1人指名する計画で、同社の取締役会にこれまで以上にダイバーシティ(多様性)をもたらすことが目標だと述べた。8月、DisneyおよびPixarの元幹部のAnn Mather氏がAirbnbで初めての女性取締役となった。
大半のシリコンバレーの企業では、取締役会のほぼ全員が白人男性となっている。theBoardlistがまとめたデータによると、非上場のIT企業の取締役の92%以上が男性で、73%以上の企業には女性取締役が1人もいないという。
Ahrendts氏はAirbnbの共同創業者らについて、「BrianやJoe、Nate(の3人の共同創業者)とは長年にわたって知り合いで、彼らのビジョンや目標、Airbnbが世界中の地域にもたらしたいと考えている良い影響を深く称賛、尊敬している」と声明で述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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